駐妻@中国青島、生活記録

2016年5月から中国は青島で生活を始めました。
一度も訪れたことがなければ、中国語に触れたことさえもなかった私。
でもまだここにいる!そんな私の生活記録的ブログです。

2016年11月

気分はもうとっくに冬でしたが、
暦の上では今日から冬。

立冬ですね。

中国では立冬に餃子を食べるそうです。
中国でも北の方の文化らしいのですが、
「饺子(餃子)」の発音が、
「交代」を意味する「交子」と似ていることから、
季節の変わり目に食べるようになったとのこと。
あとは、体を温めるためというのもあるみたい。

中国語教室の先生は、お店の人に、
「餃子を食べないと耳が凍えちゃうよ」と言われたそう。
耳と餃子、似てるからかぁ〜。笑

郷に入れば郷に従え!というか、
そこの風習に倣ってみるのは面白い!ので、
本日は我が家も餃子を食べることにしました。

何餃子を作ろうかなぁ〜なんて、
餡にする野菜とお肉を籠に入れ…

ん?

餃子の皮が無い!!売り切れてる!?
今から皮から作る時間は無いのにー!!

でも、みんなちゃんと食べるんだ〜って、
行事好きとしては嬉しくもなったりして。笑

ということで、
初めて冷凍食品にチャレンジ!!!

しかし、冷凍食品売り場に並ぶ餃子を見ても、
どのブランドのどれが美味しいのか分からない。

売り場のおばちゃんがグイグイ勧めてくるのは、
おばちゃんの担当商品なのだと思うし、
(もっと会話が出来れば色々聞き出せるかもしれないけど)
何を買えばいいのか分からなーい!!

なので、
しばらく売り場をうろついて、
買って行く人たちの選ぶ物を見て、
売れてる(っぽい)商品を買ってみました。

男性が(多分奥さんに)電話をしながら、
どれが良いのか選んでる姿が今日はたくさん!
なんだか微笑ましい。

で、買ってる人が多かったのが、


これ!

幾つか味(中身の違い)があったけど、
そこは、なんとなくで。

因みに、青島では餃子と言えば、水餃子。
パッケージの裏側には蒸したり焼いたり、
他の調理法も書いてあったけど、
一番楽チンだし、今回は水餃子で。


なかなか美味しい!
皮がモチモチしてるし、きのこの歯ごたえが良い感じ。

冷凍食品って全然使わなかったけど、
面白いので、
これから色々食べ比べてみたいなー!!

ちょっと今までにない体験をしたので、振り返り。
長文です。

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昨日、ウキウキしながらハロウィンの飾り付けをして、
「今日はハロウィンにちなんでかぼちゃ料理作って〜♪」
「かぼちゃの提灯に電球が付いてたなんて嬉しい〜夜が楽しみ〜♪」
「安かったけど飾り付けなかなか可愛いじゃ〜ん♪」
なんてとっても楽しくなって、
中国語教室でこの話しようって写真まで撮って、
さぁ、中国語教室へ出かけるぞってしたら鍵がない。

家の鍵がない。

いつも置いているところにない。
昨日持っていたバッグにない。
思い当たるところにもない。

中国語教室の先生に遅刻する旨伝えて探したけどない。
鍵がないと出かけられないので、中国語は翌日に変更してもらい、鍵探し。

思い当たらないところにもない。家中探してもない。

外か…

最後に見たのは前日のお出かけ前。
いつも、旦那さんと出かける時は鍵をかけるのも開けるのも旦那さんなので、
私は持ってるだけになるんだけど、何かの時に必要かもーって持って行く。
それが裏目に出たか。

前日、出かけたのは、次の4軒。
・ラーメン屋(お昼ごはん)
・METRO(ハロウィングッズとかワインとか)
・日本料理(寿司)屋
・外国人(欧米人が多い感じ)向けバー

このうち、思い当たることといったら、
・METROでハンカチを落として、バッグが開いていたことに気づいた
・外国人向けバーで楽しくなって酔っ払い過ぎた

でも、本当に思い当たるのは、その、METROしかない。
ハンカチを落とした時に一緒に落としたんじゃないかなぁ…

とりあえず、METROのサイトを見てみたら、
サービスセンターのメールアドレスがあったので、メールしてみる。
返信こないかもと思っていたら、以外と早く返信が来てびっくり。
しかし、「各店舗のことは、各店舗に電話してね」って。

電話は、私の拙すぎる中国語では、厳しい。
直接行くか。

ということで、本日、鍵探しの旅に繰り出しました。

中国語教室が15時からあるので、それまでにMETROへ。
見つかるつもり満々。
行く前に、なんて尋ねようかとかシミュレーションをしてレッツゴー。

実は一人で普通のバス(空港行きの直通バス以外)に乗るのは初めて。緊張。
緊張していた割には途中ウトウトする余裕を見せつつ無事到着。

入口のおばちゃんに、
「遗失物品在哪儿?我找家的钥匙。」なんて感じで話しかけ、
鍵に付けているキーホルダーの写真を見せる。(写真あってよかった!)

おばちゃん、初めは「ん?」って感じだったけど、
わかってくれて、カウンターの人に訊いてみてって言うので、
カウンターの方へ行ったら、おばちゃんがカウンターの人に説明してくれてる!

カウンターの人が「〇〇へ行って」と言ってるんだけど、
〇〇がどこかよくわからなくて困っていたら、
おばちゃんが連れて行ってくれると申し出てくれた!

お礼を言いつつ管理室へ一緒に行ったら、おばちゃんがまたも説明してくれて、
管理室のおじちゃんが遺失物リストを見るも、答えは「没有(無いよ)」。

えーーーー!無いのーーーーーー。

お礼を言い、おばちゃんとともに戻る。
おばちゃん「どこで失くしたのかわからないの?」とか話しかけてくれる。
私「わからないの」と言い、二人で笑いあう。
近く探してみなね〜なんて言ってくれて、ありがとうありがとうって、バイバイ。

バスで来た道を戻り(バスが片道1元って助かる〜気軽に乗れる〜)、
スーパーで買い物をして帰り、もしかしたらマンションで落としたかも?って、
マンションの受付のおねいさんに訊いてみる。もちろん中国語で。
「知らないよ。失くしたの?どこの部屋?」と訊かれたので、
今は旦那さんの鍵を使ってるから入れるから大丈夫って言ったら、
おねいさん、めっちゃ笑ってる。笑
お礼を言ってバイバイ。

お昼を食べて、中国語教室へ。

中国語教室では先生が「よくあることだよー」「中国人気にしないよー」
「すぐスペア作れるよ安いよ」って励ましてくれて、
この後、バーと日本料理屋に行ってみると言ったら、
「一人で大丈夫?一緒に行こうか?」って言ってくれる。

大丈夫、頑張る、ありがとう!って言って、一人でレッツゴー!!

まずは、バー。
お客さんはまだいなくて、カウンターにお姉ちゃんと裏方っぽいおばちゃんが横に。
事情を説明したら、「私は見てないけど、同僚に聞いてあげる」って言ってくれて、
微信(wechat)の交換をして、キーホルダーの写真を送信。
「あってもなくても連絡するね」と言ってくれる。親切!!!!!
お礼を言ってバイバイ。

次は日本料理屋へ。
ここは日本語OKなので、普通に訊いてみる。
ナシ!!!

どこにもない…

バーのお姉ちゃんからの返信を待ちつつ、ちょっと希望を失いつつ、帰宅。
ご飯の用意をしながら、ラーメン屋のことを考えてみる。
当たってみるに越したことはないか…日本語OKのお店だから電話してみるか…

そんな時に、バーのお姉ちゃんから無かったとの連絡が。
無かったかぁーーーーー。

やっぱりラーメン屋に電話してみようか。
でも、日本語駄目だったらどうしよう?
なんて不安を抱きつつ、やってみよー!!って電話をかけてみる。

お店の人「你好」

あれ?日本語通じるかな?
私「你好。日本語できますか?」

お店の人「あー、できない」

おー!!!!できないのかー!!!!!
でもかけてしまったんだから頑張ってみるしかない!!

これまでのやり取り総集結して伝えてみたら、
お店の人「有(あるよ)」って。

思わず「真的吗?(本当に?)」って聞き返してしまう。笑

お店の人「真的!前天(一昨日)…」

一昨日!それだー!!私のだー!!きっとそうだー!!
お礼と、これからお店に行くということを言って、電話を切りお店へ。

まだ見てみないと私のかどうかわからないし、
もしかしたら中国語が通じていないのかもしれないし、
浮かれすぎてはいけないと抑えつつも駆け足でお店へ。

お店に着くなり「刚才我打电话…」と日本語OKなお店なのに中国語で言い、
日本人客多いんだったーって恥ずかしくなって「あ、私、先ほど電話した…」と言うと、
お店の人みんな笑顔で、待ってたよーって感じで、良かったーって感じで、
レジのところから鍵を出してくれる。

私のだー!!!!!
良かったー!!!!!

最高にしあわせな気分。
何度も何度もお礼を言って、バイバイ。

ルンルンお家へ帰り、マンションの受付の人に、
「我找到了!(見つかったよー!)」って言ったら、
どこにあったのー?っていうから、お店にあったのーって言って、
二人で良かった良かった〜って笑ってバイバイ。

こんなにたくさんの人に助けられて、笑いあって、嬉しいことがあって、
鍵を失くしたのは本当にダメなことだけど、今は良かった〜って思える出来事でした。

太好了!!




こちらが、そのラーメン屋さんのオリジナルラーメン。

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